講演録「関わりの中で育つ子どもたち」より

 


大粒の雨が、新緑の若葉や満開の花を濡らしていますね。

 

なのはな園では書籍の販売を再開致しました。

 

 

自粛生活が続き、

お子さんと過ごす時間が増える中で、

ほっと一息つける時間がなかなか持てない

という方も多いと思います。

自分の子育てについて、親として…

考える機会も増えているかもしれません。

 



講演録では、

長年子どもを見つめてきた松浦先生だからこその、

本質にせまる言葉がたくさん語られています。


子育てのヒントとして、気分転換として、

お母さんの心がほどけるきっかけとなれたら…

 

 


今は手にとってご覧いただくことは叶いませんが、

講演録の一部をご案内していきたいと思います。

 

 

2008年度講演録

『関わりの中で育つ子どもたち』をご紹介しますね。

 

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        「違う」ということの素晴らしさ

 

 

子どもの遊びなどはまさしくそうです。

例えば、子どもたちが赤ちゃん人形をそれぞれ抱っこして遊んでいました。

その時、1人の子が遊び紐(毛糸で編んだ紐)を持ってきて

「先生、赤ちゃんをおんぶしたい」と言いました。

普通の1本のシンプルな遊び紐も、シンプルであればあるほど子どもの遊びは豊かになるんです。

(実際に子どもたちがおんぶしているようにやって見せながら)

で、こうやっておんぶするんですね。

1人がおんぶすると「私もおんぶしたい」と言ってきて、

3歳児の場合、だいたい皆が同じようにします。

 

つまり子どもの遊びの面白さというのは、誰か1人がちょっと違うことをすると

それを面白いと感じて「私もしたい」と、同じようにして広がっていきます。

だから子どもたちは、友だちと一緒に遊びながら友だちのすることを取り入れて、

どんどん豊かになっていくんです。

 

それで、しばらく男の子も皆赤ちゃんをおんぶして遊んでいました。

すると1人の子が、頭にこうやって小さい遊び布をかぶって(やって見せながら)

「雨が降ってきたー」って走り出したんですね。

すると皆が同じように「大雨だ」と言って走りだした。

そこはもう一瞬にして大雨の世界になっていきました。

 

こういう発想は、大人がしようと思ってもなかなかできません。

やっぱり子どもの発想は素晴らしく、

それをお互いに模倣して吸収していく力もすごいものです。

まさに子どもの遊びの世界というのは「違う」から面白いと思えることと、

面白いから「真似したい」と思うことの両方があって、豊かに広がっていくんです。

「違っている」という要素がいかに豊かなものを生み出していくのかがよくわかります。

今の日本の中で「同じ」ことがすごく私たちを安心させているように思いますが

「違う」ということもやはり大切なのです。

 

 

 

 

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講演録はなのはな園のホームページよりご購入いただけます。


http://www.nanohana-en.com/book/

 

 

今後もそれぞれの内容を少しずつご紹介していく予定です。

 

 

 

 

 

 



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