なのはなだよりより抜粋記事の掲載です。


 

朝方に降った少しの雨の恵みで

今日は過ごしやすい朝になりましたね。

 

なのはな園では、ヴァルドルフの森の会報「なのはなだより」を

年3回発行しております。

 

今日は「なのはなだより」2012年発行/52号より

なのはな園教師による記事を抜粋して掲載したいと思います。

 

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子どものそばで仕事をする

なのはな園教師 松浦

 

赤ちゃんが立って歩き始めると、お母さんと手をつないで歩けるようになります。それまでは自分の手を使ってハイハイやつたい歩きをしているので、手をつなぐことはできません。

このことからもわかるように、私たち人間は2本の足で立って歩くことで、両手を使えるようになりました。古代、人がまだ道具を生み出していなかった頃、人はすべてのことを手で行っていました。食べる、掘る、ちぎる、水をくむ、髪をとかす……。米作りもすべての作業を手で行うことができます。土を耕し、水を運び、苗を植え、草をとり、稲を抜き、もみを取って、米にする。

人類の知恵が道具を生み出すと、手はその道具を使う器官になりました。それでも、道具を使うためには技術を必要としました。たとえば、ナイフで鉛筆を削る時、正しいナイフの握り方が身についていなければ、うまく削ることはできません。

そして現代では機械が多くの作業をこなすようになり、ボタンを押すだけですむようになりました。誰にでもでき、特別な技術を習得する必要のないものがほとんどです。

 

幼い子どもは、家庭の中で大人が手を使って仕事をしている場面をどれくらい目にするでしょう。かろうじて見られるのは、雑巾がけ、洗濯物を取り込んでたたむ、お米をとぐなどでしょうか。多くの家庭では、これらはまだ、人の手で行っていることでしょう。

日曜大工が好きなお父さんは、棚を作ったり、壊れたものを修理したりしているでしょう。手芸の好きなお母さんは、セーターを編んだり洋服を作ったりしているでしょう。本来手仕事は日常生活に密着していて、生活に必要なものを生み出したり、それをしなければ生活ができないようなことだったのです。けれども、今の子どもたちが目にする手仕事の大部分は親の趣味の領域になっており、生活に必要な領域での手仕事はとても少なくなっています。

 

人の手が何かを作ったり、生きるために必要な仕事をするのを見ることは、子どもにとってとても意味のあることです。3歳までの乳幼児にとって、手はまだ自分の欲求を衝動的に

表す器官にすぎません。お腹が空いたら、目の前の食べものをつかんで食べる。欲しいものがあったら取る。嫌なことがあったら叩く。けれども、大きくなるにつれて手は自分の意志で使える器官となります。スプーンや箸を使って食べることは、自らの手をそのように使えなければできません。また、衝動もコントロールできるようになります。お友だちが持っているものを欲しい時には、取る前に「貸して」と言えるようになったり、叩くことを我慢したりするようになります。ここに至るまでは、料理を作ったり、掃除をしたり、意味のある仕事に手を使っている大人の姿が、とても大事な手本になるのです。人が人になるための重要な過程といってもいいでしょう。

 

シュタイナー園では、子どもが遊んでいるかたわらで、保育者は仕事をしています。その日のおやつを作っていたり、壊れたかごを修理していたり、祝祭に使うものを作っていたり……。これを知った方から、「先生は子どもと一緒に遊ばないのですか?」と聞かれることがあります。多くの幼児教育者や、親御さんたちは「子どもと一緒に遊んであげなくてはならない」と考えておられるようです。たしかに子どもは、大人が一緒に遊んでくれることをとても喜びます。なのはな園でも、保育者が一緒に遊びに入ることで、遊びが円滑に進められることもあります。けれども、子どもだけで遊んでいる時の様子と、大人がひとりでも一緒になって遊んでいる時の様子には、本質的な違いが感じられます。

 

・・・

 

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この記事には、続きがあります。

一部300円にて販売しておりますので

ご希望の方はこちらよりお問い合わせくださいね。

 

また、7月14日(土)9:30〜より説明会を予定しております。

説明会でもご購入いただけますのでどうぞお声がけください。

 

なのはな園の説明会では、園での過ごし方はもちろん

上記のような、園で大切にしていることについてもお話しています。

 

ぜひ皆さまと素晴らしいご縁がありますよう。

 

お越しをお待ちしております。

 

*転園・途中入園ご希望の方は、info@nanohana-en.comまでお問い合わせください。

 



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